2000-03-23 第147回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第4号
○広岡参考人 大変複雑ですね。 つまり、子どもの虐待防止センターには、みずから虐待をしているということを訴えてくるわけです。この人たちを児童相談所に私たちが通報しないと罰せられるとなりますと、これはもう私たちの相談業務、私たちはケア、カウンセリング、治療的な内面の援助をしていると思うのですけれども、私たちのこの部分にそういった規定がかけられますと、私たちの仕事は多分成立しないと思います。ですから、
○広岡参考人 大変複雑ですね。 つまり、子どもの虐待防止センターには、みずから虐待をしているということを訴えてくるわけです。この人たちを児童相談所に私たちが通報しないと罰せられるとなりますと、これはもう私たちの相談業務、私たちはケア、カウンセリング、治療的な内面の援助をしていると思うのですけれども、私たちのこの部分にそういった規定がかけられますと、私たちの仕事は多分成立しないと思います。ですから、
○広岡参考人 先ほども言いましたけれども、重ねますと、理論で言いますと、実は虐待の要因は一つでないというふうに考えられます。親側の要因と子供側の要因があるというふうに言われます。 親側の要因というのは、愛されなかった体験、愛情飢餓状態の親たちと言っていいかもわかりません。それから夫婦間の問題、経済的な問題、それから、孤立しているという問題。 確かに、親側だけの要因ではなくて、実は子供側にも要因がありまして
○広岡参考人 子どもの虐待防止センターで一九九一年、開始当初から相談員をしております広岡と申します。よろしくお願いします。 今、お二人の参考人の児童相談所関係者の方々のお話を聞きながら、その話だけに終息いたしますと、恐らく皆さん方は、虐待というものは自分たちの話ではないんだ、何かとんでもない、貧困であったり無知であったり、そういった人たちのところで起きていることだから、何か我々とは関係ないんだというようなお